
円キャリートレードの影響は、はかりしれない。
日銀の低金利政策が続く限り、この動きは止まりそうもない。
昨年の12月に反転したドル円の波が5ヶ月続くとしても、4月までは、伸びそうだ。
日銀の低金利政策の問題よりも、より深刻な問題は、投機に資金を融資している法制度のあり方。
1920年代アメリカの教訓を忘れてはならない。
当時、金融セクターの規制緩和により、投機バブルが起こり、それがはじけて、世界は破滅的な恐慌へ突き落とされた。
1930年代、銀行、株式市場に規制が導入されたが、1970年以降、その規制も徐々に取り払われてきた。
これが、グローバル経済の抱える大きなリスクのひとつと見ていい。
1997年、日本の銀行は、超低金利政策のもとで、アジアに惜しみなく金を貸してきた。
そして、アジア危機に陥った。
世界恐慌の教訓から、銀行の破綻は免れたが、再び、最悪の事態は発生しうるだろうか?
その可能性は、否定できない。
なぜなら、人間が、この何十年間で、本質的に変わったとは言えない。
貪欲に振り回される傾向は、むしろ強まっているようにみえる。
銀行の融資は、消費と、企業投資目的に限定し、株式購入、M&A、個人取得目的以外の不動産取得目的の融資は禁止にするのが妥当だ。
投機に対する融資には、規制が必要である。
140兆ドルに及ぶ、巨大なグローバル市場を規制するための何らかの法制度が望まれる。kingsarmonj
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